「格」を備える

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最近、将棋棋士の羽生善治さんの著書「決断力」を読み返したのですが、その中で「格」という言葉がありました。著書の主題とは外れるのですが、自分が課題とするものだったので印象に残りました。

著書の中で、形勢が良くてもなかなか安心できず、消極的な手を指して逆転負けしたり、形勢を悲観して投了したが、後から考えればまだまだ粘れる余地があった、といことがよくあり、それは「格」が大きな影響を与えていて、羽生さんも史上最強の棋士と認められる大山康晴永世名人と対戦する棋士はよく陥っていたそうです。

これと似たような話は普段の生活の中でも起こることだと思います。
ちょっと小さな話ですが、同じ内容の提案をしても何の疑いもなく承認される人と激しい質問を受けてしまう人がいます。また、会議で話をしていて他の参加者が真剣に耳を傾けくれて意見を出してもらえる人もいれば、退屈されて何の意見も出してもらえない人もいます。

これは発言力、影響力、信頼感などをひっくるめて格によるもので、あるかないかで仕事の進めやすさが大きく違ってきます。

羽生さんも著書で述べられていますが、格は一朝一夕で身につくものではありません。また、話し方やプレゼン資料の作り方といった小手先のことを学んだくらいでは補いきれるものでもありません。プロ野球の楽天イーグルス監督の野村さんも著書「野村ノート」で、野球人として成功するには、まず人間性を高めなければならないと述べられています。

一見すると将棋の知識や野球の技術さえあれば成功できるように思いがちですが、着実に成果を出すとか誠実にお付き合いするというように人間性も同時に高めていかなければ一流にはなれないんだと思います。

仕事をする中で「この人には話が通るな」とか「まだ会議で自分の話に興味を持ってもらえてないな」というところから自分がどれくらいの格なのかを把握し、普段の取り組みで反応に変化が出てくるかで格が高まっているか、人間性が高まっているかを感じていかなければと思います。

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このページは、uchida4649が2009年4月30日 15:29に書いたブログ記事です。

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